中堅大学卒業だと学歴の壁を感じる?それは本当なのか?

 

中堅大学を卒業していると社会に出てから学歴の壁を感じるというようなことがニュースとして流れそれが一部のところで話題となったようです。

 

日本は学歴社会何ていう話もありますが一方でもはや学歴が関係なくなっているという話もあります。

 

私個人の考えとしては新卒の時であれば学歴がかなり重要視されてるというのも十分に分かるのですが、新卒の時期を超えてしまうと実際にはほとんど関係ないのではと思うことが多々ありました。

 

本当に今でも学歴の壁を感じて大変な思いをするということがあるのでしょうか。

 

 

学歴と言ってもその定義はかなり異なる

 

一言で学歴社会だとか学歴はもう関係ないとかそういうことがよく言われていますが実はその定義というのはかなり異なるように思えます。

 

純粋な定義で言うと学歴というのはどの大学を卒業したかではなく高卒か大卒か大学院卒かというようなことも言えます。高卒と大卒で社会に出てからの反応が異なるというのはこれはさすがにおかしくはない話であり平均賃金などのデータを見た感想としても一般的な話として認識できることなんかなと思われます。

 

実力社会になっているとはいえ大学を卒業した方が得られる給料が多いというのは周知の事実です。高卒で大成功している人もたくさんいますので一概に言えるという話ではありませんがあくまで平均としてみた場合大卒の方が多くの給料を得ることができるでしょう。

 

そしてそもそも企業に就職する時において高卒の人と大卒の人では採用ルートが最初から違うというところがあり大卒しか採らない企業もたくさんあります。そのため必然的に給料が変わってくるというのは発生することであり、この点で学歴社会というのは今も存在するということは間違っていません。

 

 

ここでの学歴社会の主旨は異なる

 

今回のニュースになったような中堅大学で社会で困るというのは高卒大卒といった枠の話ではなく、中堅大学を卒業していると卒業する大学によって、 社会に出てから活躍の場に差が発生してしまうというような話です。

 

よくこのような議論をされているのを見かけることがありますが本当にそうなのかということを疑ってしまいます。

 

新卒の状態であれば卒業した大学というのは重要視されるというのは十分にわかります。それ以外に判断する指標がほとんどないからです。中堅大学を卒業して一生懸命勉強してきたといってもあきらかんな結果を持っていたり、特別な才能があるということであれば話は別になりますがそうでなければとてもトップ大学の人との差はこれだというところを見抜くことはできません。
インターンのように中に入って実際に働いてみて評価をして行くと言うのであればまだしも書類選考であったりたった数回の面接でその人がどれだけ凄いかということなんてよほどの実績がなければ判断する事なんて事実上不可能なのです。

 

そう考えると新卒の場合であれば大学名でとりあえず区分けしてしまうというのは現実的にはあることでありここは学歴社会として残り続ける仕方のない部分になってしまうのでしょう。これすらも今後この先どうなのかと思うところはあります。

 

 

ただし一度社会に出てから中堅大学を卒業しているから苦労しているとか出世ができないとか転職ができないとか、そういう話にはあまり納得感がありません。本当にその人が社会に出てから苦労しているのは中堅大学を卒業してるかなのでしょうか、それとも仕事ができないからなのでしょうか。本当のところは後者のではないかというようにも思えてしまうのです。

 

 

会社に入ってからはそこまで学歴社会はない

 

 

ネット上の情報は適当なもので会社に入ってからも出身大学によって出世が分かれたり、どこの大学だとここまでしか出世できないとか、配属するところも異なるとかそういう話が良く出てきます。

 

これは本当に真実なのかというところでデータを見てみると上場企業の役員レベルを見てもそこまで全員が東大出身というようなわけではありません。それどころか中堅大学と思われるような大学の人達もそこそこランクインしていることがわかります。

 

役員レベルでそれだということは一般社員のレベルにおいては出身大学はそこまで偏ってはいないということが想像できます。ある程度の同じ大学の人が多いというのは最初から採用する時に大学がある程度決まっているということでありそれは新卒の話です。

 

入社してしまえば中堅大学出身だからといってそうしても出世はやめておこうとかそのような判断するということは基本的にありえません。会社としてはそのな判断をする理由がないからです。

 

会社はあくまで利益を出すのが目的として存在しているわけであり、その人の出身大学によって区別することに何かメリットを感じるわけでありません。仕事ができる人を上に置かないとその会社の業績はどんどん下がってきてしまいますし、結果さえ出してくれればその人がどんなところの出身であろうと一切関係無いわけです。

 

普通の会社に入って商売をするのにそこの社員の大学が決まっていなければいけないなんてルールはどこにもありませんし誰もそんなことを期待していません。常識的に考えれば分かることですがインターネットの世界では異常におかしいことにこだわってしまっています。

 

 

実際に働いて感じたこと

 

実際に企業を中で働いて感じたことですが役員であったり、上位層の人達を見てきましたが本当に学歴には関係なくいくらでも逆転する現象が出てきました。

 

また最近では会社の枠を超えた付き合いというのをしていくと中堅大学どころか高卒で活躍して大卒以上にお金を稼いでいる人も沢山いることがわかりました。文章で見たりするだけでなく、実際に学歴に関係なく活躍してる人にたくさん会うことになって学歴は社会に出てからはほとんど関係ないということを実感することにもありました。

 

学歴がないと駄目だというような固定観念というのは本当に怖いものです。
逆に学歴がなくて駄目だと言うように心配しているということは他に実績がないということの証明にもなってしまいます。採用側からすれば何年も前の大学はどこを卒業したかっていうことは何も役に立つような話ではなくどのようなスキルを持っているか、入社してからどのように活躍してくれるのかということは大事な話になります。

 

その点を証明できないという時点でその人は駄目だということであり学歴にこだわっているような場合ではないのです。

 

新卒の段階であればどうしても出身大学によって入れる箇所入れない会社というのは存在することは事実であり、なかなかやりたくてもその仕事には就けないというようなこともあるかもしれません。

 

ですが卒業後であればそれはもう自己責任であり、学歴ではなくその後の仕事を含めた経歴、実績を持って来いという話になってきます。あまり学歴にこだわるのではなく自分自身の能力を治すことに専念したほうがいいでしょう。過去の事にこだわり過ぎてもマイナス思考になるだけで何もメリットありません。学歴に関係なく成功している人はたくさんいるということを認識してしっかりと頑張っていきましょう。


このページの先頭へ戻る