ワクチンが進んだ地域でお酒の提供、制限緩和を進めるべきか
ワクチンが進んだ地域でお酒の提供、制限緩和を進めるべきか
今この記事を書いているのは2021年9月になるのですが、ワクチンの普及はかなり進んできたという印象があります。現時点ですでに約7000万人が1回目を終えたということで、1回目覚える時に必然的に2回目のスケジュールも決まりますので、事実上1か月後には7000万人のワクチン接種が完了することになります。
日本人は1億2400万人がいますが全ての人がワクチンを接種できる状況にあるとは限りませんし年齢等の問題もあるので実際に摂取する人は大体1億人ぐらいではないかなと考えています。そうすると既に7割程度の人が終わりに向けて進んでいるということで、政府の発表でも11月ぐらいで希望者は全員接種を終える予定というようなこともあったと思いますがおそらくその通りのスケジュールで進むことになるかと思います。
そこで気になるのはワクチン接種は済んだ後でお酒の提供であったり営業時間の短縮であったりというような制限を緩和すべきかどうかというところです。
緊急事態の地域であったとしてもお酒の緩和を今後考えていくと言うような議論がされているということがニュースでも流れまたいろいろな意見が飛び交っています。
個人的にはもはやゼロコロナの目指すことが難しくなっている以上、積極的な緩和というものも考えていかなくてはいけないのではと思っています。
飲食店の6割が制限に従っていないというニュースも
緊急事態宣言中ということで飲食店ではお酒の提供を制限され、 営業時間も20時までとされてしまっています。営業自粛に対する保障金もあるとされていますが実際にはその補償金の金額だけでは胎内ということで営業再開せざるを得ない飲食店がたくさんあるというのが事実です。
中にはその補償金だけで営業するよりも十分に潤ってしまっているところもあるというのが非常に話をややこしくさせてしまっています。
すでに6割が従っていないということはそのお店たちが悪いお店はとして責め立てるという話ではなくもう補償金だけではとても成り立つない状態になってしまっている、これ以上は経営として危険な状態になってしまっている、課徴金を支払ったとしてもそれでも営業した方が得という状態になってしまってことが言えるでしょう。
本当にゼロコロナを目指す人は緊急事態宣言何だからひたすらは自粛しておけというようなことを言うかもしれません。これは現実をかなり見ていない意見になるのかなと思っています。
もうこの一年で撤退した飲食店というのも数多く見てきました。それを純粋な市場論理で競争に敗れたから去っていったとは言えないのではないでしょうか。コロナに対応できなかったのは悪いではすまない状況になっているかと思われます。
緊急事態宣言なのにそれが日常化している
緊急事態宣言というのは本当に緊急だからこそ制限するものであって日常的にそれが連れて行くようなものではありません。緊急事態宣言の状態が続くということはそれはもはや緊急ではなく日常だということです。
緊急事態宣言が発令された当初は1-2ヵ月くらいで集中的に自粛をしてそれで押さえるというようなストーリーが成り立っていたのかと思われます。そのくらいの期間であれば短期的に全てのお店も自粛をすることによって多少の損害を受けたとしても十分にリカバリーできる範囲であったとかと思われます。
ですがそれがもう1年半以上も続くような状態になってしまうと話は全く異なります。もうすでに限界は超えていると思われますしなくなるまで自粛をし続けなければいけないというのは現実的に経済として成り立たないのではないでしょうか。
徹底的に店としてできることを対策してもそれでも許可されないというのは、店側の立場としてはあまりにも酷な状態になっていますし、結局このような状態が続くと経済全体が回らなくなり巡り巡って飲食店の関係ない一般の人達にもダメージを与えることになっていくのです。すでにこの一年で今までよりも会社の経営が悪化したとか給料が下がったとかそういう人は多くいるのではないでしょうか。
ワクチンと共に制限緩和するのは必須
ワクチンを国民全体がリスクを飲んで打っているというのが今の状態です。国民全体がこの事を強いられているのはもちろんコロナを抑えるためではありますが、このことをやっても飲食店であったりイベントであったりといった多くの事が制限されたは何も変わらないのであればメリットが薄れてきてしまいます。
ワクチンを打つをあれば制限が緩和されて多少は自由に色々なことを楽しむことができる。このようなことが成り立たないと、飴と鞭ではないですが社会的にも何も救われることがなく国民感情としても抑えられなくなってくるのではないでしょうか。
ウィズコロナを前提として、少しずつ経済を再開させることになって再び本当の日常に持っていくと考えられます。本当にゼロになるまで全ての制限を解かないというのは現実的ではありません。
現に海外で厳しいロックダウンをしたにも関わらずその効果は現れなかったというような結果も出ています。ロックダウンをするしないの話ではありませんがこのまま制限をし続けても思うような結果は得られないのではないかと思うのです。
本当に飲食店だけが問題なのか
疑いのあることとして本当に今回の感染拡大の問題は飲食店だけなのかということがあります。実際に飲食店が制限されているときであっても感染は大きく拡大してきました。そうすると感染の原因は飲食店ではない他の所も十分にあるということになります。
それにもかかわらず今の状態では飲食店だけが不当に制限されているというようにも見えなくはありません。もちろん飲食店での感染というのも大きな感染源としてはあのでしょうけれどもどうにも犯人に仕立て上げられてしまっている感があります。
徹底的に対策されている店であれば大きな感染拡大というのは起こらないかもしれません。全然関係ないスポットで本当は感染拡大してるのかもしれません。このあたりの証明が曖昧なままただひたすら飲食店を制限するというのは飲食店いじめにしか見えないのです。
まとめ
今後早い段階で飲食店の制限を緩和した方がいいのかどうか。私は緩和した方が良いのではないかというように考えています。もちろん医療従事者なのでは違う意見を持ってたりすることも多いでしょうし経済のことを考えている人はまた違う意見を持っているでしょう。
この辺りに関してはただ一律に今の締め付けを続ければいいではなくもっと議論を続けて新しい社会ってのを考えていくべきではないでしょうか。